
その楽器「らしい」フレーズを書くためのヒント
どうも、吉岡です。
「自分の書くフレーズ、
なんかあんまり金管っぽくないな…」
とか、
「あまりハープらしくない気がする…」
とか、
そういうことはありませんか?
本当は演奏してみるのがいいですが
で、そういう「らしさ」が
掴めない楽器というのは
もちろん自分で演奏した経験が
全くない楽器だと思います。
本当は演奏してみるのが
一番だと思いますが
それをすべての楽器でやるのも
あまり現実的ではないですよね。
ではそれ以外のやり方で
これを解決するには
1.)その楽器の基本性能(楽器法)を勉強する。
2.)複数の実際の作品の中から「よくある使われ方」を発見する。
3.)それを制作で真似していわゆる「王道」の運用を体感する。
ではないでしょうか。
世の中には色々な楽器があります。
それぞれの楽器にそれぞれの特徴があって、
見た目や音色はもちろん、
素材、音域、奏法、メカニズムには
どの楽器も個性があります。
で、やっぱり楽器には
その楽器「らしさ」が出るフレーズ、
要はその楽器の「強み」(とある意味「弱み」)
を活かしたフレーズと言っても
差し支えないでしょう。
そういったフレーズがあります。
例えば
ピッコロと
(フルートの1オクターブ上を担当する横笛)
オーボエなら
同じ木管ですが
その楽器「らしい」と言える
フレーズは全く異なったものになります。
ピッコロはその透明感がある高音域と、
機動力の高さを活かした
機械的・装飾的なフレーズが得意な一方、
強弱表現の幅が狭いことと、
音域が人の声の音域からかけ離れているのもあって
歌心のあるメロディアスなフレーズは
あまり得意ではありません。
オーボエは逆に
人の声に近しい音域と音色による
叙情的な情感溢れる美しい旋律は
まさに十八番!
メロディソロなら俺に任せな!
という楽器です。
その一方で、細やかで機械的な動きは
あまり得意ではありません。
とこのように
その楽器が果たす役割、
得意な役割の傾向は
当たり前の話ですが
その楽器の性能に
大きく左右されます。
そしてその楽器を使うからには
作曲家の方々もたいていの方は
きちんとそれを把握して、
それぞれの楽器を運用しているはずです。
そりゃ楽器のよって
使われ方の傾向が偏りますよね。
オーケストラは
楽器の数こそたくさんありますけど、
その使われ方そのものは
それほどバリエーションはないです。
そりゃマニアックな使い方をする
変t…個性的な感性の方もいらっしゃいますが
運用の仕方自体は
あまり突飛なことは
やっていない場合が多いのです!
自分に楽器の経験がなくて
「らしさ」の感覚がわからないのであれば
たくさんの実例に触れるのが一番!
ですがいきなり触れても
それを測る「観点」がないので、
目当ての楽器の基本性能は
ちゃんと勉強しておこう!
ということです。
といったところで
今回はこの辺で!
ここまで読んでくださって
ありがとうございます!
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